Image: ASUS P2B Rev.1.02のCoppermine対応化

所有しているP2BがRev.1.02という初期のもので、V-core電圧レギュレータICはIntersil HIP6019CB、VID入力に応じて1.8V-3.5Vを生成できる。2.0Vを要求するPen2やPen3 Katmaiは動作するが、Pen3 Coppermineは1.7Vを要求するため、無効なVIDということでレギュレータICがシャットダウンしてしまいCPUが動作しない。

Image: Intersil HIP6019CB

P2B Rev.1.12以降では下限+1.3Vまで対応できるようになったHIP6019BCBというICが搭載されている。このICは現在でも海外のショップで入手できるので、現在のP2B初期ロットにあるICを置き換えればCoppermineが動くのではないか、ということで実際にやってみた。

Image: Intersil HIP6019BCB

とはいえ、28pin SOPを引きはがすのは難しかった。ハンダを盛って吸い取り線を当てて温める方法でやってみたつもりだが、片側の7本分のパターンが剥がれてしまった。

慣れないジャンパ線張り作業に奮闘すること数時間、一応形にはなった。

Image: P2B ジャンパ補修後

Image: P2B ジャンパ補修

図はIC裏(MB表面)のスルーホール結線の配置で、数字がICの3ピンからの順番。上端・左端番号はSlot1コネクターのピン宛先。

精神すり減らしながらも何とか作業を終え、元から載っていたPen2 Deschutesを人柱として動かしてみた。

Image: P2B Hardware Monitor

導通チェックは慎重にやったとは言え、動くかどうかは一か八かだった。電源を入れるとすんなりPOST BIOSが起動。BIOS設定画面のHardware MonitorではVCORE電圧は1.9Vと出ている(CPU定格は2.0V)。プラマイ0.1V程度なら計測誤差だろうから、問題なさそうだ。

では、いよいよPen3 Coppermineを載せてみる。BIOSは1013.007に更新してあるのでソフトウェア的には問題ないはず。

Image: BX80526H800256ESL4KF

今回入手したのはPen3 800MHz FSB100MHz。900MHzや1GHzなどはさすがに発熱が多そうなので、これくらいで妥協することにした。同世代のDuronは自作で使ったことがあるけど、Pen3をそれと意識して使うのはたぶん初めて。リアルタイムではまだPCに疎かった頃だが、HD-BENCHのスコア比較でPen3が上位に並んでいるのを見て、Pen2ユーザーとしてはひたすら羨ましかった。

PROD CODEはBX80526H800256ESL4KF。末尾の5桁、SL4KFでググればステッピングがcC0であることがわかった(購入前に調査)。ステッピングの違いについてはIntelの資料で知ることができる。cA2、cB0に比べればcC0はほとんどのバグが解消されていて、安心して使えそうだ。ちなみに、SECC2パッケージではC0ステッピングが最終だが、PPGAではさらに後発のD0ステッピングなどがあり、ASUSの最終BIOS(1014.003)のマイクロコードテーブルでも未対応なので要注意。

Intel Pentium III Processor Specification Update

Image: Pen3 SECC2

結果からいえば、特に何の変化もなく一発で起動した。ハードウェアモニターのVCORE値もCPUの定格1.7Vに合わせて下がっているので問題なし。電圧レギュレータチップの載せ替えは成功したと言える。

Image: P2B Hardware Monitor

最後にWCPUID。

Image: WCPUID Pen3 Coppermine 800Mhz FSB100MHz Stepping cC0

オーバークロックはやりません。それでCPUもMBも壊れたとか勘弁やでぇ。。。


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