○+αやQ/Aなど

・Win9xはインストールディスクを要求することが多いので、インストールディスク内のWin98フォルダをHDDに丸ごとコピーしておくとよい。ディスクを要求されたときは、コピーしておいたフォルダをパスに指定すればおk。

・ウイルス対策ソフトは…
今、Win9x対応の現行セキュリティソフトはほとんどない(MSが2004年でサポート終了しているので当たり前だが。)
有名どころではWin2kのサポートすら切っているものもある。
ある程度有名なソフトの中では Avast があったが、 5.0 (2010年度バージョン)からサポート対象外となる。
なるべく外部とのデータのやり取りを制限してウイルスの進入を防ぐしかないだろう。

・どうしてもネットに繋ぐのであれば、
ファイアウォールソフトを入れ、IE以外のブラウザを使い、JavaScriptを無効にする。
ZoneAlarm が 6.1 まで Win98 対応で、ファイアウォール機能だけならフリーで使えるのでおすすめ。)
コントロールパネルのネットワーク で、共有関連の設定やコンポーネントを無効にする。
Process Explorer(v11.11以前)を使ってプロセスを監視する。
これでもまだ不安要素がたくさんありそうだ。
ZoneAlarm 日本語版

・無線LANを使いたい

Windowsで本格的に無線LANをサポートするようになったのはWinXP SP2からで、それまでは子機に付属する接続ツールを利用するのが当たり前だった。
Win98で無線LANを利用するには子機のメーカーが提供する接続ツールが必要。当然ドライバーもWin98に対応している必要がある。
Buffalo製子機であればエアナビゲーターライトを入手することでドライバー、接続ツールその他を一括でインストールできる。

・Windowsがフリーズして再起動をするときは Ctrl + Alt + Delete よりも電源ボタン長押しを使うべき
Windowsのセットアップの時にこんなメッセージがあったと思う。

・PS/2接続のマウスのホイールが使えない

→ ドライバの更新で「Microsoft PS/2 Port Mouse」にドライバを変えるとホイールを使えるようになる。

・ATA接続の内蔵HDDの137GB以降の範囲にアクセスしたい

→ 別記事で述べたとおり、Windows98そのものはブートセクタの制限による上限(2TB)までサポートしていると思われる。
ただし標準IDEドライバが48-bit LBAに対応していないため通常はHDDの先頭から137GB(128GiB)の範囲だけしかアクセスできず、それ以降のデータやドライブにアクセスできない。(※137GB超のHDDが全く扱えないというわけではない。例えば250GBのHDDであっても先頭から137GB分はWin98で使うことができ、残りの113GB分が使えない、ということ。)
これを克服するためには要は標準IDEドライバを使わない = 48bit LBAに対応する他のドライバを使用すればいい。

具体的な解決方法は、

  1. Windows 98に対応するPCI接続のインターフェースカードを増設する。
    → 最も簡単かつ安全で確実な方法。現在中古市場では安価にHDD I/Fカードが出回っており簡単に手に入る。あまり古いI/Fカードだと137GB上限(48-bit LBA未対応)が存在することがあるので注意。だいたい2002年前後が48-bit LBA対応か否かの境目。
  2. Intel Application Accelerator(IAA)を利用する。
    → 一部のIntel社製チップセット(8xx)のみで利用できるドライバ・ツール群。およそ01~04年のSocket 478搭載マザーボードが該当 (ただし02年初期までのマザーボードはBIOSが48-bit LBAに対応していないことがある。)
  3. 有志が作成した48-bit LBA対応パッチやドライバを利用する (リスク高、非推奨)
    http://www.48bitlba.com/win98.htm

なお、USB接続の外付けHDDやSCSI接続のHDDでは標準IDEドライバを使わないのでこの137GB制限はない。
無事137GBの壁を乗り越えたとしてもscandiskやdefragの不具合が残っているので、1パーティションあたり127GB以下の容量に区切って利用することをお勧めする。

・Windows上からUSB接続の外付けHDD(やUSBメモリ)を使いたい

→ OS標準では認識できず、メーカーサイトからWin9x用のドライバやツール等を入手する必要がある。98SE推奨。
Windows 95、98はサポートしていないことが多い。
またWin9xサポートはだいたい2004~2007年あたりが境目で、それより後の製品では98SEもサポートしていないことが多い。
一応有志によって汎用ドライバが作られている → http://www.technical-assistance.co.uk/kb/usbmsd98.php
くれぐれも自己責任で。
WindowsMeには2000やXP以降のWindowsと同様のOS標準で外付けHDDを自動認識する機能がある。

・USB 2.0には対応していないのか?

→ 98SEが標準で対応しているのはUSB 1.1相当までで、2.0に対応するにはそのUSBコントローラの専用ドライバが必要(マザーボードやチップセットのメーカーが提供するドライバを使用。)
もし内蔵USBのドライバーがWin98に対応してなくても、Win98に対応するPCIカードのUSB I/Fを増設しこれを利用する手がある。
USBハブはOS標準ドライバで自動で認識するため、ドライバは不要。

・セカンダリモニタを主ディスプレイにしたい

→一部のビデオカードではセカンダリモニタでDVI出力が可能なものがある。
これを主ディスプレイとして使うときはドライバの設定ツール(nViewなど)を使う。
画面のプロパティ→ 設定タブ の 詳細 → [グラフィックカードの名前 など] から設定できる。

・マルチコアCPU/マルチスレッドには対応しているのか?

→ 対応していないが、Windowsは問題なく動作する。マルチコアのCPU上で動作させても実際に使われるコアは1個だけ。
これはカーネルの仕様によるものなので、Win98というOSである以上どうにもならない。

・正しくシャットダウンしたのに次回起動時にスキャンディスクが実行されてしまう

http://support.microsoft.com/kb/273017/
Win98SE: http://download.microsoft.com/download/win98SE/Update/11956/W98/JA/273017JPN8.EXE

  日付          時刻     サイズ    ファイル名  オペレーティング システム 
---------------------------------------------------------------
  2000/09/21  16:10  186,438  Ifsmgr.vxd  Windows 98 Second Edition
  2000/09/21  17:01  185,910  Ifsmgr.vxd  Windows Me

・32GBを超えるIDEハードディスクでスキャンディスクの完全スキャンを実行するとエラーが発生する

http://support.microsoft.com/kb/243450
Win98/98SE: http://download.microsoft.com/download/win98se/update/5638-6151/w98/ja/243450jpn8.exe

・1GB以上のメモリは積めないの?

→Windows 98/Meはカーネルの仕様上1GB以上の物理メモリを割り当てることができないので、1GB以上のメモリを積んでいると起動できなくなることがある。
あらかじめ何らかの方法でsystem.iniを編集してメモリの使用量を1GB以下に制限しておくことで起動できるようになる。
また、512MB以上の物理メモリを搭載しているとメモリ容量に応じて確保されるvcacheがシステム領域の大半を使ってしまい動作に支障が出ることがある。(システム領域がわからない人はメモリマップドI/Oについて調べてみるとよい。32ビット版Windowsのメモリ3GBの壁を理解している人ならおわかりだと思うが。)

メモリ積みすぎによるエラーについての技術文書
*1.5GB以上のメモリを積むとWindowsが起動できなくなる
http://support.microsoft.com/kb/304943/en-us
*512MB以上のメモリを積むとアプリケーションが起動できなくなることがある
http://support.microsoft.com/kb/253912

☆これら2つの問題への対処法

WindowsフォルダにあるSystem.iniを開く。
Windowsを起動できない場合は起動ディスクから起動してeditコマンドを使う。
system.iniの[vcache]セクションに次の2文を追加
minfilecache=0
maxfilecache=65536
[386Enh]セクションに次の1文を追加
maxphyspage=40000

最初の2文はファイルキャッシュを最大64MBに設定している。これ以上キャッシュを増やしても無意味なので、これくらいの量が適当。
maxphyspage=40000 は使用するメモリを最大1GBに制限している。
使用する最大物理メモリ容量(maxphyspage)の指定例:http://support.microsoft.com/kb/181862
Win98/Meは大容量メモリを効率よく管理できないため物理メモリが多すぎてもパフォーマンスが落ちる、らしい。上の技術文書を参考に、もしくはmsconfigを利用して使用物理メモリをもっと小さい値に制限することをお勧めする。(多くても512MBに留めておく。それ以上増やしても実質無意味。)

○Windows 95、98、98 SE、Me の違いは?

- Windows 95

  • Win98以降に比べて動作全体(ウィンドウ描画など。)が遅い。
  • ハードウェアに対応するドライバがWin98に比べると断然少ない。
  • FAT32に対応していないため1パーティションあたりの容量がFAT16で使える最大容量(2GB)に制限される。
    よって当時2GB以上のHDDを搭載している機種はCドライブとDドライブに分けてあった。
  • マイナーバージョンが多数あり、古い順に無印版、OSR1(Service Pack 1相当)、OSR2、OSR2.1、OSR2.5などがある。特にOSR2は隠れてFAT32に対応しているなど無印版やOSR1より大きく改良が施されており、別OS扱いとなることもある。これらマイナーバージョンを判別する方法は、バージョン情報のビルド番号やシステムファイルの更新日付を調べるのが最も確実。Windowsをインストールせずに外観から判別するのは難しい。インストールCDの "Windows95" の文字に続いて "With USB Support" の文字があればOSR2以降。ディスク内円に "GENUINE MICROSOFT" というホログラムがあり、右側にある著作権表示の "Part No." が "X03" から始まる番号であればOSR2.5。
  • 2001年12月にサポート終了。
  • (OSR2に)対応するアプリケーションの最終バージョンは
    Adobe Reader - 5.0, DirectX - 8.0a, Flash Player - 7, IE - 5.5SP2, WMP - 7.1

- Windows 98

  • Win95と比べメモリを多く消費する分、動作が速くなった。FAT32、USB1.1、ACPI(電源スタンバイ)、マルチモニタ対応も大きな利点。
  • msconfig.exe、msinfo32.exeを追加、不正なシャットダウン後の自動スキャンディスク実行機能を追加。
  • MS UI Gothic搭載、クイック起動バーの追加、OSR2で既に追加されていたマイドキュメントフォルダの追加など。
  • メモリ増設やHDDの交換(容量UP)だけでWin95からアップグレード可能。
  • 今でもWin98に対応するハードウェアがそれなりにある。→最近はなくなりつつある。
  • ・対応する最終バージョンは
    Adobe Reader - 5.1, DirectX - 8.1, Flash Player - 9, IE - 6.0SP1, WMP - 7.1

- Windows 98 Service Pack 1

  • それまでに公開したWindows 98用修正モジュールのみを統合したアップデート。
  • IE 4.01 SP2やIME 98 SR1.1を収録。他にY2K問題の修正、USBやネットワークに関する問題の修正、49.7日間1度も再起動することなく稼動させるとハングアップする問題の修正など。
  • Win98SEがMicrosoftからのCD-ROM提供のみだったのに対し、こちらは雑誌の付録CDやWindows Updateによるダウンロード提供も行われた。

- Windows 98 Second Edition (通称Win98SE)

  • Windows 98 Service Pack 1とほぼ同時にリリースされる。
  • 当時は1,050円でMicrosoftからアップデートCDを取り寄せるか、店頭で製品版やアップグレード版パッケージを購入することで入手できた。ダウンロード提供は行われなかった。
  • あくまでWin98のアップデートリリースだが、Win98とは対応するハードウェア、ソフトウェアの数に差があり、もはや別モノ扱い。
    (Windows 98対応と書いてある場合は98SEでも使える可能性大。Windows 98SE対応と書いてある場合Windows 98で使える可能性小。)
  • 動作が安定したというが、今のところ実感なし。
  • DVD-ROM、IEEE1394、USBなどの各種ハードウェア対応の強化。
  • IE5.0、Windows Media Player 6.1、DirectX 6.1など付属ソフトの機能充実やバージョンアップ。
  • Windows 98、98SEともども2004年1月にサポート終了予定だったが、利用者が多かったため延期し、2006年7月にサポート終了。
  • 対応する最終バージョンは
    Adobe Reader - 6.0, DirectX - 9.0c(Oct.2006), Flash Player - 9, IE - 6.0SP1, WMP - 9

- Windows Millenium Edition(Windows Me) (通称ME)

  • マルチメディア関連の機能が充実。システムの復元機能。USB外付けHDDやUSBメモリをサポート。
  • Windowsで最も不安定なOSということで有名、らしい。
  • ハードウェア・ソフトウェアでのサポートはWin98SEと同等かそれ以下。
  • 2006年7月にサポート終了。
  • 対応する最終バージョンは
    Adobe Reader - 6.0, DirectX - 9.0c(Oct.2006), Flash Player - 9, IE - 6.0SP1, WMP - 9

なおWin9x,Me対象でWindows UpdateでリリースされたサービスパックはWindows 95 SP1とWindows 98 SP1のみ。
また Win95 SP1はOSR1、Win98 SP1としての更新はWin98 SEにも含まれている。

○更新履歴

  • 2011/11/23 体裁を整えただけ。
  • 2010/11/18 10,000文字云々言われたのでここに分離。

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