Image: 珍品マザーボード Lucky Star  K7VAT (Socket A)

超マイナーメーカー Lucky Star のK7マザーボードについて。

これまで様々な世代のPC・マザーボードに世話になったが、Pentium III世代だけは使ったことがなかった。先日、SDRAMスロットやISAスロットを装備したジャンクのマザーボードを見つけて、自分にとっては物珍しかったこともあって何も考えずに手を出してしまった。

型番でググっても詳しい情報は見つからなかったが、Lucky Star Technology(聯勝科技)というメーカーの製品であることがわかった。とりあえずメーカーのサイトを見ようと思ったが、ググっても某アニメの情報ばかりw 海外サイトで調べてみると、このLucky Starというメーカーは1980年代中頃に台湾に設立された老舗マザーボードメーカーでありながら、後年になってもマイナーな存在で、2000年代初めには消滅したらしい。

とりあえずマニュアルを元に仕様を挙げてみる。

型番 K7VAT
メーカー Lucky Star Technology
出荷開始日 2000年8月
プラットフォーム Socket 462(Socket A)
対応CPU AMD Athlon(Thunderbird)
AMD Duron(Spitfire)
チップセット VIA Apollo KT133 VT8363 / VIA VT82C686A
FSB 200 MHz
メインメモリー 3 x 168pin DIMM SDRAM socket
PC133/PC100, Max 1.5GB
外部記憶装置 2 x PCI Bus Master IDE UltraDMA 33/66
1 x FDD
グラフィック AGP bus
サウンド機能 AC97 Audio Codec(VIA 1161A)
インターフェイス 2 x Serial ports
1 x Parallel port
2 x USB1.1 ports
1 x PS/2 Keyboard
1 x PS/2 Mouse
拡張スロット 1 x AGP slot(4X/2X)
5 x PCI slots
1 x ISA slot
1 x AMR slot
フォームファクター ATX
基板リビジョン Ver.1.0, 2.0, 2.1, 3.0
対応OS Windows 95, 98, Me, NT3.51, NT4.0, 2000, XP

各種デバイスドライバーはVIAのサイトから入手可能。マニュアルはこちらで見つけることができる。

○コンデンサーを交換する

緑色のコンデンサーが軒並み膨らんで液漏れを引き起こしていたので、見た目は正常なものも含めて交換することにした。メーカーの名前らしき刻印は「S.H.I」。聞いたことがないなぁ。

マルツ電波で耐電圧と容量が同じものを購入。サイズを確認していなかったが、マザーボードに付いているものと直径は同じで高さが多少違うだけだったので、特に問題はなかった。

取り付けられていたアルミ電解コン

刻印 定格電圧 定格静電容量 直径 高さ 個数
S.H.I 6.3V 1000μF 8mm 12mm 8
S.H.I 6.3V 1500μF 10mm 15mm 16

交換に使用したアルミ電解コン

メーカー シリーズ 型番 定格電圧 定格静電容量 直径 高さ
ルビコン YXG 6.3YXG1000M8X16 6.3V 1000μF 8mm 16mm
ルビコン YXG 6.3YXG1500M10X20 6.3V 1500μF 10mm 20mm

手順は、コンデンサーを抜く→はんだ吸い取り器でスルーホールに残ったはんだを吸い取る→替えのコンデンサーを仮留め→はんだ付け。外す作業もなかなか大変だったが、一番難しかったのははんだ付けの作業。ランドが小さいためになかなかうまい具合にはんだを盛ることができず、かなり悪戦苦闘した。

○CPUの取り付け


このマザーボードが対応するCPUは初期のDuronとAthlonのみ。正式には第一世代(Spitfire, Thunderbird(<1.2GHz))にしか対応していないみたいだが、FSBが同じなら第二世代(Morgan)も動くのだろうか。機会があれば試してみたいと思う。
→ 後日Morgan世代のDuronに載せ替えたところ、とりあえずBIOS診断画面は問題なくパスしてWindows 98も起動した。しかしWindowsが使用中に度々フリーズするようになったため、現在はSpitfireに戻して運用中。SpitfireはSSEをサポートしていない点が気に掛かっていたが、今のところWMP9やDirectXを含めてゲームやソフトウェアの動作に支障は出ていない。

CPUはコアがむき出しのため、CPUクーラーの取り付けには細心の注意を払う必要がある。放熱グリスは米粒大だけ出して横に広げる。後はクーラーを固定するときの圧力で全体に広がるので、初めから全体に広げて塗る必要はない。

○パーツの取り付け

スペックからするとWindows 98 + DOS機にちょうど良いと思ったので、せっかくWin98機に仕立て上げたCE22Dは解体することにした。(CE22DはPCカードが使えたりUSBマウスをBIOSレベルでサポートしていたりと、いい点もあったのだけど、やっぱり発熱とグラフィック性能がちょっと。。。)CPUクーラーは本機に流用。本来は爆熱CPU Thoroughbred用のクーラーなので、冷却効率はよさそう。

○パーツ構成

CPU AMD Duron 700MHz (Spitfire)
マザーボード Lucky Star K7VAT V2.1
メモリ PC133 SDRAM 256MB
ケース IN WIN ミドルタワー ATX PCケース IW-EC022
SSD Intel SSD 520 Series 60GB
FDD 後日組み込み予定
ビデオカード Matrox Millennium G400 16MB
サウンドカード1 AOpen Cobra AW744 ProII
サウンドカード2 Creative Labs Sound Blaster 16
電源 玄人志向 ATX 400W KRPW-L4-400W/A
OS Microsoft Windows 98 Second Edition

○動作チェック

wktkしつつも電源を投入。CPUファンは回り始めたが、画面出力がなくビープ音も鳴らない。コンデンサー張り替えに失敗したのかと焦りつつ、メモリーを差し直してみると、無事にブート画面が映った。メモリースロットの接触が少し悪いようだ。

マザーボード上に外部クロックを切り替えるスイッチがあり、100MHzに設定してあったので試しに133MHzに変えてみたが、画面が全く映らず起動しなかった。

デバイスマネージャー

この画面はUSB2.0コントローラーを増設した後に撮ったもので、もともとのマザーボード(オンボード)ではUSB1.1しかサポートしていない。そこで、センチュリー ポートを増やしタイ USB2.0 x4 PCI接続カード CIF-U2P4を増設した。USB2.0ドライバはおなじみWindows 98 USB Mass Storage Device Driversに含まれている。これをインストールするだけではドライバーはインストールされないので、デバイスマネージャーから?の項目を右クリックして「プロパティ」を選択し、デバイスドライバーを再インストールする。
なお、サウンドカードのYMF7xx系とSound Blaster系は標準だとリソースが競合するので、両方を同時に使用するにはリソースの設定を調整する必要がある。

CPU-Z

HDBench 3.40 b6

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name Duron700
Processor AMD Duron 700.02MHz[AuthenticAMD family 6 model 3 step 1]
Cache L1_D:[64K] L1_I:[64K] L2:[64K]
Name String AMD Duron(tm) Processor
VideoCard Matrox Millennium G400 - English
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 261,204 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2013/05/10 00:29

HDC = VIA Bus Master PCI IDE Controller
HDC = Primary IDE controller (dual fifo)
HDC = Secondary IDE controller (dual fifo)

C = GENERIC IDE DISK TYPE47
D = TOSHIBA DVD-ROM SD-R5002 Rev 1F33

 ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
 25457 28199 34063 13562 17048 22013 59

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
 40151 46181 5271 133 36018 23357 35201 23687 C:\100MB

3DMark 99 Max : Score 5621

2D図形の描画が速い点はさすがはミレといったところか。スコアはSSDを搭載している点を除けば既出の情報通りで、安心しつつもあまり面白みがないと思った。

今回Windows 98はCE22Dで使っていたものを流用したが、後日改めてパーティションを組んでインストールし直す予定。ついでにDOSやWindows 3.1とデュアルブートを組めればいいと思う。


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