Microsoft MS-DOS 5.0/V、6.2/V、Windows 3.1 日本語版の西暦2000年問題対応情報。その昔マイクロソフトのサイトに掲載されていた情報より。(→マイクロソフト西暦2000年対応情報開示リソースセンター)(現在はリンク切れ)

要約すれば、いずれの製品も大部分の機能・コマンドは西暦2000年以降に対応しており、1980年1月4日から2035年12月31日までの期間を保証している。あとはRTCやBIOSといったハードウェア側の対応次第。

[補足]IBM製品の対応情報

PC DOS J6.3/V以前
2000問題対応情報の公表時点でプログラムサービスが終了しており、非対応扱い。
PC DOS J7.0/V
修正プログラム(CSD 7.00C)にて対応。
PC DOS 2000
標準で対応済み。
日本語 Microsoft Windows V3.1
修正プログラム(CSD 3.10F)にて対応(WINFILE.EXEの修正のみ)。
OS/2 Warp V3
修正プログラム(WX03006)にて対応。
OS/2 Warp V4
修正プログラム(FX00505)にて対応。

RTC/BIOSと西暦2000年について一般的なロールオーバーエラー

事例1: BIOSプログラムに世紀のロールオーバーを行うコードが無く、RTCの世紀レジスタが更新されません。
POSTの際に、BIOSが1900年から2000年などの無効な日付をマップしないことがあります。たとえば、1999年から2000年に移行する際にPCの電源を切った状態である場合、マシンの電源を投入したとき世紀レジスタは"19"(1900年)に設定されたままになます。
事例2: BIOSが特定範囲の年数しか認めません。
POSTの際に、BIOSが一定の有効な日付の範囲を認めないことがあります。たとえば、一般的に使用されている、あるBIOSチップでは、1994年-1999年および2094年-2099年の年数は認められますが、1980年-1993年または2000年-2093年の年数は認められません。
事例3: BIOSセットアップが、1999年12月31日より後の日付を認識しません。
BIOSセットアップの実行時に、2000/1/1またはそれ以降の日付データの変更が受け付けられないことがあります。

MS-DOS 5.x (Japanese), 6.2 (日本語) 製品ガイド

この情報は、NEC版のMS-DOS 6.2にも適用されます。富士通版、東芝版についても同様。

本製品による日付の処理

MS-DOSは、西暦2000年以降の日付を認識します。年を完全に表示することはありませんが、ファイルの並べ替えは正常に行われます。

下2桁の西暦の処理

下2桁の西暦の日付が入力されると、オペレーティングシステムはその日付を20世紀に属するものと見なします。
MS-DOSのDATEコマンドでは、00-79年の下2桁の西暦は正しく処理されません。この期間内の西暦を下2桁で入力すると、「無効な日付の指定です」というエラーメッセージが表示されます。01-01-2000など、4桁の西暦を使って入力した日付は正しく処理されます。
MS-DOSファイルシステムのAPIでは、1980年からのオフセットとして西暦が保存されます。このため、プログラム内でMS-DOSのAPIから日付を取得して処理する場合は、取得した西暦の値に1980を加算する必要があります。

製品の対応に関する問題

MS-DOSのDIRコマンド(COMMAND.COMの内部コマンド)では、西暦を4桁で表示することができません。
MS-DOSでは、2000年以降について、下2桁の西暦を変更することはできません。正しい日付を入力するには、DATEコマンド(COMMAND.COMの内部コマンド)を使用して、西暦を4桁で入力する必要があります。正しく4桁で入力しないと、「無効な日付の指定です」というエラーメッセージが表示されます。
日付パラメータを使用するスイッチを持つ外部コマンドでは、2000年以降の西暦は4桁で入力する必要があります。
MSBACKUP命名規則では10の位は認識されません。
MS-DOS 6.0のMSBACKUPは、YMMDD形式でバックアップカタログを作成します。西暦の1の位が同じで10の位が異なる(1996年と2006年など)バックアップは、MSBACKUPでは同じ日付に作成されたものとして処理されます。これらのファイルは、異なるファイルであることを示すため、日付の後に1文字を付けて番号付けされます。
たとえば、次のようなファイルがDOS 6.0システム上にあるとします。
CC60829A.FUL (No Description) was created on 8/29/1996
CC60829B.FUL (No Description) was created on 8/29/2006
CC60829B.FUL (No Description) was created on 8/29/1996
実際にバックアップされた日付を確認するには、.FULファイルを開いて最後の行の1行手前までスクロールします。日付はこの行にMM-DD-YYの形式で表示されています。
MSBACKUPでは1999年を超える日付けは認識されません。
MSBACKUPは、バックアップファイルに日付スタンプを作成します。既存のバックアップに上書きするバックアップを作成しようとすると、警告が表示され、ファイルの破壊が防止されます。たとえば、「バックアップ セット CC60828B.FUL のバックアップ ディスク #2 が挿入されました。このディスクは、DEFAULT セットアップを使って 96-8-28 に作成されました。このディスクに上書きしますか。それとも、別のディスクを使ってやり直しますか?」のような警告メッセージが表示されます。バックアップ作成日が1999年以降の場合は、日付は正しく表示されません。たとえば、「このディスケットは DEFAULT セットアップを使って ST-8-29に作成されました。」のように表示されます。
次に例を示します。
CC60829B.FUL = 8-29-CZ (system date = 8/29/2006)
CC60828A.FUL = 8-28-CZ (system date = 8/28/2006)
CC10829A.FUL = 8-29-AC (system date = 8/29/2001)
同様に、1999年以降の日付を含むファイルのバックアップ、復元、または比較中には、ファイルの日付が正しく表示されません。これはユーザーインターフェイス上の制限であり、MSBACKUPでファイルのバックアップ、復元、比較には支障は来たしません。
MSAV.EXE(Microsoft Anti-Virus)Reportファイルでは、西暦2000年以降の日付が正しく表示されません。
Microsoft Anti-Virusを設定して、アンチウィルスの走査情報を記録したレポートテキストファイルを生成することができます。このレポートの日付フィールドでは、西暦2000以降の年は「10」と表示されます。
次に例を示します。
2001年1月1日にアンチウィルス走査を実行すると、レポートには次のような日付が表示されます。
01-01-10
これはMSAVの機能には影響しませんが、今後のアップデートが考えられないため、Microsoftでは主要アンチウィルスソフトウェアとしてMSAVを使用しないことをお勧めします。

推奨事項

現在入手可能なソフトウェアアップデートはありません。また、今後の開発予定もありません。上述のコマンドの使用頻度は低く、簡単に問題を回避することができます。


Windows 3.1 (Japanese) 製品ガイド

必要なソフトウェア

WINFILE.EXEの更新バージョン。詳細については、次のサイトを参照してください。

PC/AT互換機(NEC PC98-NXシリーズを含む)ユーザーの場合
http://www.microsoft.com/japan/win95/Win31_com/31_winfile.htm(リンク切れ)
NEC PC-9800シリーズ(PC98-NXシリーズ以外)ユーザーの場合
http://www.microsoft.com/japan/win95/Win31_com/N31_winfile.htm(リンク切れ)

日付の処理

[内容はMS-DOS 5.x (Japanese), 6.2 (日本語)とほぼ同じ。]

製品の対応に関する問題

コントロールパネルの[日付と時刻]では、マウスを使用して日付を2000年2月29日に設定することはできません。(システムでは、2000年2月29日に正しく移行します。)

推奨事項

コントロールパネルの[日付と時刻]に関しては、現在弊社で調査中です。現時点でこの問題に対処するには、キーボードから変更を行ってください。

Windowsファイルマネージャ(winfile.exe)の修正ファイルは現在リンク切れのため入手できない。Windows 95, 98の西暦2000年問題修正プログラムに含まれているファイルで代用可能。

[EOF]

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