2012年に発売されたPSP用ADV『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない』。クリアレビュー。

こちらもクリアしてから日がたってしまっているのですが、ちゃちゃっと感想を書いちゃいましょう。内容を思い出しつつ書いているので認識の誤りがあるかもしれません。

沙織ルート

オタク趣味を持ち続けることはいけないことなのか。その選択が家族の期待を裏切るとしてもそれを選ぶことができるか。という、常人にはなかなか想像できない世界に住んでいる彼女をどう説得するかというストーリー。

個人的には一番好きなルートでした。オタク・友情・家庭・家族を天秤にかけて悩む彼女をどう諭してあげるのがいいのか。家庭の話に部外者が茶々を入れるって、親友でも簡単にできることではありません。それをやってのける京介氏は格好いい。

オタクと友情については桐乃に繋がる部分もありますね。

桐乃ルート

それまで桐乃が京介を振り回していたのが、立場が逆になって面白いと思いました。桐乃は忘れた記憶について表面上は気にするそぶりはなかったものの、内心は不安だったわけです。その悩みを解決できる、いや、解決する義務が桐乃の兄たる京介にある。京介は兄として妹の面倒を見るのは当然だ、とあの手この手を尽くすわけです。兄妹の絆を取り戻すキーアイテムがオタクグッズというのが滑稽ですが。

自分語りになりますが、兄妹って親よりも近い存在ですよね。親と通じない世間話が兄妹なら通じる。親に言えない悩みが兄妹には言える。喧嘩してもいずれ仲良く付き合っていかなくちゃならない。家庭で同じ立場だからこそ一番身近な人。まあそれは子どものうちだけなんですけどね。兄への信頼・尊敬の念が恋愛感情だと誤解されるケースはあるのかもしれませんが、普通それは一方通行の思いなので、続かずに消えていきます。兄妹って一側面では親子の関係に似ているんですよねぇ。ギャルゲーのセリフによくありますが、兄が妹を「妹ではなく一人の女の子として意識」したとき、関係が変わってしまうことがあるのでしょう。でも普通はそうなることはありません。現実は非情。

加奈子ルート

加奈子ルートだけ『ポータブルが続くわけがない』のシナリオまでプレイしました。俺妹の作品の中では確かにサブシナリオなストーリーです。あのチャラチャラしてたがきんちょの加奈子が、最後には京介の嫁としてすごい改心を果たします。CGでは髪の色まで変わっていたので一瞬メイド店長にすり替わったのかと思いました

『ポータブルが続くわけがない』(Disc2)

Disc 2ではヒロイン達とのデートを楽しむことができます。本編(Disc 1)は個別パートが暗かったのですが、こちらでは甘々シチュを存分に楽しむことができます。

ただ私はこちらに興味がわきませんでした。なぜでしょう。自分でもうまく説明できません。本編だけで満足してしまったのか、それに疲れてしまったのか。ヒロインを口説き落とすまでの過程が好きなのか、浮気性なのか。ギャルゲーのファンディスクに例えれば、追加シナリオは楽しめるけどアフターストーリーはいまいち楽しめない、という趣向があるみたいです。

作品をクリアしての感想 (No.22)

前回にも書きましたが。個別パートが全体的に暗いですね。俺妹の原作が元々こういう作風だというなら納得せざるを得ませんが。会話パートでこちらの反応に対して表情が微妙に変化するというシステムは面白かったです。CG鑑賞にボイスコメントが付いている点も新鮮でした。

クリア時間は正確には測っていませんが、フラグを探るために100回以上はセーブ・ロードしたので、時間数で言えば30時間以上やっていたかもしれません。

俺妹を知らない層にはあまりおすすめしませんが、知っている人なら楽しめる作品だと思います。(2014/11/02完了)

Image: 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない PSP the Best 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない PSP the Best
バンダイナムコゲームス
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