Image: Sound Blaster AWE64 Value (CT4520)

既にSound Blaster 16を持っているのですが、中古で安く出ていたのでEMU8000内蔵シンセ目当てで購入しました。あるゲームのMIDIデータがAWE32用に作られていたので欲しかったのです。いつもの概要テーブル↓

Sound Blaster AWE64 Value PnP for DOS/V (CT4520)
メーカー クリエイティブメディア
価格 18,800円
発売日 1996年?
対応機種 Pentium 90MHz以上のCPUを搭載するPC/AT互換機、ISAバススロット
対応OS IBM DOS J5.0/V以降、Windows 3.1J、95J
機能概要 FM音源(OPL3エミュレーション)、PCM録音/再生(最大44.1kHz/16bit/2ch)、
MIDI音源(EMU8000)、WaveSynth(最大同時発音64音、512KBオンボードRAM)
入出力 マイク入力(1ch)、ライン入力(2ch)、CD入力(2ch)、ミニジャック出力 2ch x 2、JOYSTICK/MIDI x 1
備考 カード左上にあるピンヘッダには別売オプションのRAMドーターボードを接続可能。

こっちのが詳しい→ いくぽんのPC雑記 Vol.22 (1998/02/07)

中古で送料込み500円で購入。

機能的にはSound Blaster 16 + AWE32のMIDIシンセサイザー(EMU8000)32音同時発音 + ドライバソフトウェアでさらに+32音同時再生可能にしたものです。S/N比やTHDが改善されて音質が向上しています。ひょっとすると、Sound Blaster Live!よりもマシかもしれません。

内蔵MIDIシンセは評判以上に良かったです。DIAGNOSEコマンド(診断ツール)のAWEシンセテストでMIDI演奏の音が流れてきたときは、そのノイズが無く綺麗で多彩な音色に軽く衝撃を受けました(SB16比)。SB16との差はここにはっきりとあります。ただ、目的のゲームをWin98上で実行すると狙い通りの音が出せず、Win3.1で実行したところ正常に再生されました。ゲーム自体の問題とWindows側の問題が相互に絡んでいると思いますが、原因は不明です。ゲームのMIDI音は期待していたほどでなく、若干拍子抜け。これを標準MIDIに使う人はいないと思いますが、GS音源・GM音源の代わりとしては務まりません。

AWE64 Goldとの違い

上位製品のAWE64 Goldの方が端子が金メッキになって基板の色も一時期のマザーボードみたいで見た目は綺麗なのですが、音質的にはそんなに違うのか懐疑的です。むしろ、あちらはCT1745AというSound Blaster 16から使われているアナログミキサーICがあり(リビジョンは変わっている)、こちらはメインのチップに統合されているようなので、こちらの方が低ノイズであることも考えられます。まあ所詮PC内部に入れるパーツなので、サウンドカード自体のノイズ対策よりパーツ構成・配置とか接地の有無の方が影響が大きいような気がします。(同じAWE64 ValueでもCT4380はGoldと同等のミキサーやDACが分かれた回路になっています。)

AWE64 Goldはボード上にS/PDIF出力がありますが、こちらは空きランドのまま未実装になっています。ここにピンヘッダを取り付けるだけでS/PDIF出力は可能です。ただ、S/PDIF出力にはCD入力が含まれないので、BGMをCDで再生するゲームではここから音が出ません。

他、SoundFontの入れ替えに使うオンボードRAMの容量が4MBから512KBに削減、付属ケーブルの省略など。基本的な機能は同じです。

FM音源(OPL3)の互換性

ヤマハ純正OPL3を統合したCT1747を搭載するSound Blaster 16 Valueとの比較。確かに音はこちらの方が格段に明瞭になっていますが、音色がこれじゃない感。SB16は低音強めのぼんやりカマボコな音で、こちらはそれが解消されているのですが、そのせいなのか音色が変わっているのか、違う印象を受けます。TrebleやBassの調整で変わるのかなあ。DS-XG(YMF744)のサウンドカードは死んでしまったのでもう手元にないのですが、FM音源の再現性はそちらの方が優れているかと思います。そう考えるとやはり音色が違うのかも。

各種ドライバ

Sound Blaster 16/32/64(ISA)のDOS/Win3.1用ドライバーをインストール - Diary on wind

Windows標準やWebにあるドライバでSBAWE64の一通りの機能は使えますが、主にMIDI演奏機能に関わるGS規格用のSoundFontやSoundFont編集ツールなどが含まれていないので、そこが気になるならドライバCDを入手すべきでしょう。

デバイスマネージャ (Win98SE)

サウンドドライバ自体もSB16+AWE32シンセ+ソフトMIDIシンセの複合で構成されています。

Image: デバイスマネージャ

MIDI出力の選択

MIDI出力にいくつも項目があってどれを選べば、という感じを受けますが。

Image: マルチメディアのプロパティ

  • AWE64 MIDI Out - カード上のゲームポートからのMIDI外部出力
  • AWE64 MIDI Synth - カード内蔵MIDIシンセ(EMU8000)による演奏
  • Creative Music Synth - カード内蔵のSB16相当FM音源(OPL3エミュレーション)を使った演奏
  • SoundFont MIDI Router - MIDIチャンネル毎に複数のMIDIデバイスへ振り分けたい場合にドライバCD付属の設定ツールと組み合わせて使う
  • WaveSynth/WG MIDI - ドライバのソフトMIDIシンセによる演奏

AWE Control Panel

内蔵MIDIシンセのエフェクトやバンク・音色ファイル(SoundFont)の設定はAWE Controlから行えます。Windows 98で英語版ドライバを使用するとリストの項目が文字化けしていますが、Windows 3.1では正しく表示されます。

Image: AWE64 MIDI Synth Image: AWE64 MIDI Synth

Image: AWE64 MIDI Synth Image: AWE64 MIDI Synth

Full-Duplex Rec/Play を取るか DirectSound を取るか

デバイスマネージャーの「Creative AWE64 16-bit Audio」のプロパティに「Full duplex…」という項目があります。これがオンだと16ビット 44.1kHz ステレオで録音と再生が同時にできますが、DirectSoundのサポートが無効になります。再生のみで録音する機会がないならオフにしておくべきです。

Sound Blaster AWE64シリーズ 製品一覧

DOS/V(ISAバス用)サウンドカード 価格 備考
SB AWE64 Gold PnP for DOS/V [SBAWE64GP] 32,800円  
SB AWE64 Value PnP for DOS/V [SBAWE64V] 18,800円 98年6月に15,800円に値下げ(DOSドライバとケーブル省略)
SB AWE64 Gold for DOS/V [SBAWE64G2] 22,800円 マイク・MIDIケーブルが省略
SB AWE64 Gold & PC Works for DOS/V [PCW64G/DV] 33,800円 AWE64 Gold + PC Worksスピーカーとのセット
SB AWE64 Gold 2& PC Works for DOS/V [PCW64G2/DV] 22,800円 AWE64 Gold + PC Worksスピーカーとのセット
SB AWE64 Value& PC Works for DOS/V [PCW64V/DV] 16,800円 AWE64 Value + PC Worksスピーカーとのセット
オプション
Memory Module 8MB [MEM8M/DV] 9,800円 AWE64 GoldおよびValue用SoundFontメモリモジュール
Memory Module 24MB [MEM24M/DV] 20,800円 AWE64 GoldおよびValue用SoundFontメモリモジュール
Creative Microphone [MC1000/J] 2,800円 単方向エレクトレットコンデンサマイク、3.5mmφ
Double Joy stick Y-Cable [SB-YCAB] 1,200円 ゲームポートにジョイスティックを2台接続するケーブル
MIDI Adaptor [SB-MA] 2,600円 ゲームポートからMIDI端子を引き出すケーブル

参考リンク


comments powered by Disqus

※コメント欄が表示されない場合はdisqusについてJavascriptが有効であることを確認して下さい.

(C) 2008-2017 akm. Style based on sakmug. Host powered by Xdomain